コーノ式名門と名人
コーノ式のドリッパーには”名門フィルター”と”ドリップ名人”の2種類があります。
この違い私も最初はよくわかっていませんでしたが、ちゃんとした違いがあるのです。
コーノのセミナーで学んだのですが、基本的には名門フィルターが上級者用で、ドリップ名人が初心者用とのことです。
構造的な違いはリブ。本数は同じですが、名門のほうがリブが長く太い。
我が家で使用しているのは”名門”の方です。
リブが太いことにより穴の部分も小さめになります。
リブが長くなることで、どういう違いが出てくるのか?
それは抽出時間なのだそうです。
長いと抽出が早くなり、短いと抽出に時間がかかるのだとか。
初心者の方はお湯を細く注げなかったり、専用のポットが無かったり、などの理由でお湯を注ぐ量が多くなります。
なのでその調整の為にリブを短くしているのだとか。
リブがあると、フィルターとドリッパーに隙間ができ、お湯が隙間に流れやすくなるのでリブが長いと抽出が早くなる、ということですね。
じゃあ強制的にゆっくり抽出できる初心者用の名人のほうがいいのでは?と思うかもしれませんが、抽出に時間がかかると雑味まで落としてしまう原因になります。
お湯を注ぐ量で抽出時間をコントロールするのがベストですよね。以上の理由で名門は上級者用となるわけです。
セミナーでは、初心者でも名門を使ったほうがいい、とのことでした。難しい方で練習したほうが今後の為になるとのことです。
なので、我が家では最初から”名門フィルター”を利用しています。
ちなみに同じ円錐型ドリッパーのHARIOもリブはが長く、穴も大きめだそうです。上級者用ですね。
↓名門ドリッパー単体はコレ。二人用です。
↓コーノはサーバーなどのセット販売が多いですね。
で、結局最後に欲しくなるのはウッドハンドルのサーバーなんですよねぇ。