南千住「カフェ・バッハ」に行ってきました
前回のエントリー「コーヒーに憑かれた男たち」で紹介した、いわゆる「御三家」のひとつ、南千住にある「カフェ・バッハ」に行ってきました。
コーヒー好きには知らない人はいない聖地でしょう。数年ぶりの訪問です。
「御三家」で「老舗」というと敷居が高いようにも聞こえますが、全くそんなことがありません。
入店しやすい、明るい雰囲気のお店です。
店舗自体は女性一人でも入りやすいのですが、立地がいわゆる「ドヤ街」にあります。
東京一ディープな商店街「いろは会」。
路上で酒盛りされている方や、お休みになっておられる方も多数いらっしゃいました。
女性一人深いところへ入っていくのは少々はばかられますね。
創業者である田口夫婦の、田口夫人がこの付近の出身だそうで、やはり思い入れのある場所で商売をしたいというのがあり、この地に店舗があるとのことです。
バッハ自体は大通り沿いですので、全く問題なくたどり着けます。
入店したのは日曜日の午後2時くらい。待たずにすっと入りましたが、やはり3時位には待っている人も出てきました。
お店の中もいい雰囲気。
店内もバッハの音来が流れています。
コチラがメニュー。
本日は、ケニアとイエメン モカ・ハラーズを注文。
ケーキも名物で、バッハ自家製のケーキです。ケーキは田口夫人の担当だそうです。
もちろんコーヒー豆も購入です。
マラウィをチョイス。
他のコーヒー屋とバッハは何が違うのか?
「美味しいコーヒーではなく、よいコーヒーを提供する」のが重要とのこと。
田口氏は論理派だそうで、焙煎のデータを徹底的に取ることで、煎りムラ等なくいつでも再現性がある焙煎を行なえる。
欠点豆の除去は徹底的に、スタッフ全員で行う。
そして、煎りたての鮮度の高い豆でドリップする。
上記を守ることで、誰でも「よいコーヒー」を提供することができるとのことです。
この「よいコーヒー」を淹れる手順は、バッハコーヒーアカデミーで学ぶことが出来、アカデミーの卒業生らが全国でコーヒー店が展開されています。
「バッハコーヒーグループ」として、再現性の高い「よいコーヒー」が日本中に広がっていっています。
田口氏の影響は日本国内にとどまらず、「ブルーボトルコーヒー」の創業者ジェームス・フリーマンにも影響を与え、現在のコーヒーのサードウェーブにつながっていっていると思います。
また、何度も訪れたい名店ですね。
【営業時間】8:30~20:00
【定休日】毎週金曜日