郊外型純喫茶風コーヒーチェーンまとめ
先日のシアトル系コーヒーチェーンに続いて、現在どんどん店舗数を伸ばしている純喫茶風コーヒーチェーンについても調べてみました。
念のため、純喫茶風コーヒーチェーンについてもう一度説明しておきましょう。
昭和にあった純喫茶。コーヒーと軽食を楽しみつつ、本やトークなどを長い時間楽しめるような喫茶店。そんな純喫茶風を広くして、ゆったり長時間いられるようなコーヒー店チェーンがどんどん増えてきています。具体的な店舗名でいうと、コメダコーヒーや当サイトでも紹介した星乃珈琲店です。
私はこれらのチェーン店を総称して呼びたい時に困ってしまいました。特に呼び名が無かったからです。なので勝手に純喫茶風コーヒーチェーンと呼んでいます。
割りと顧客の年齢層は高めで、やはり純喫茶に慣れ親しんだ世代がターゲットなのかもしれません。客単価も高く、コーヒーに定番のパンケーキなどを注文すると軽く1,000円は飛びます。それもありヤング比率は低く、落ち着いた雰囲気を出せるのかもしれません。
そんな純喫茶風コーヒーチェーンについて以下にまとめてみました。
ただし、郊外型の珈琲チェーンのみです。喫茶室ルノアールなど都市型店舗は含んでいません。
店舗数は特に記載がない限りは2015年9月現在でのものです。
ショップ | 店舗数(国内) | オープン年 | 備考 |
コメダ珈琲店 | 632店 | 1968年 | 言わずと知れた名古屋の雄。このコメダ珈琲の全国展開が、純喫茶風珈琲チェーンブームの始まりではないかと想像。 |
星乃珈琲店 | 153店 | 2011年 | ドトール・日レスホールディングスという外食大手が出店攻勢をかけ勢力拡大中。ハンドドリップで淹れる珈琲が魅力。 |
上島珈琲店 | 117店 | 1958年 | UCCで有名な上島珈琲のチェーン。都心部中心から現在は郊外店を増やしている。 |
珈琲館 | 250店 | 1970年 | 現在はUCCグループの運営。現在のブーム以前から全国展開している。さらなる勢力拡大なるか!? |
ミヤマ珈琲 | 6店 | 2012年 | ルノワールが手掛ける郊外型新業態店舗。1号店の朝霞店は、私が勤める会社が外構工事をやりました(^o^)/ |
高倉町珈琲 | 9店 | 2013年 | すかいらーくグループ創業者が始めた珈琲チェーン。そのノウハウで出店を加速できるか!? |
オランダ坂珈琲邸 | 4店 | 2012年 | ステーキのあさくまが手掛けるコーヒーチェーン。所沢店はもう少しゆったりした席の間隔にしてほしい。 |
クローバー珈琲焙煎所 | 3店 | 2015年 | 2015年5月外食大手トリドールは郊外型のカフェ事業に本格参入することを明らかに。平成30年度には100店舗を超える予定。 |
上記の様に、現在雨後の筍のごとく、大手外食チェーンが郊外型珈琲事業に乗り出しています。
ドトール・日レスのIR資料では客単価900円だとか。確かに客単価を考えるとうどんよりコーヒーを提供したくなるのでしょう。わかります。
純喫茶風コーヒーチェーンはますます競争が激化していくことでしょう。旧来のグループが勢力を保持するのか、はたまた新興勢力が一気に全国制覇を果たすのか、要注目ですね!