モカマタリとマンデリンをブレンドしてみた
先日、私は浅煎りの豆でアイスコーヒーを淹れてみることで、失われかけていたチェレンジスピリットが戻ってきました。そう、自分の心のなかに火がメラメラとしているのが感じ取れます。それは、まだ小さな炎ですが、この火を絶やしてはいけません。さらなるチャレンジにより、この炎に薪をくべていきましょう。
前回のエントリーで浅煎りのモカ・マタリと深煎りのマンデリンを紹介しました。今日はこれを混ぜてドリップしてみようと思います。名づけて、かばブレンドの始まりです。
コーヒーショップではブレンドは当たり前ですよね。というか、おそらくほとんどの喫茶店では、ブレンドが一番飲まれているのは火を見るより明らかです。以前ブレンドについて調べてみたことはあるのですが、だいたいにおいて、レシピは確立されています。その中でアレンジして、その店のベースとなる、おそらくはマスターが好きな味であるブレンドが出来ているのだと思います。
殆どの人はブレンドコーヒーがどの豆を、どの割合で混ぜているか気にしてないでしょう。私はストレートがある時は、大抵それを注文しますし。ブレンドについての知識は正直あまりありません。
ということで、全く性格の違うモカ・マタリとマンデリンを用意。とりあえず比率は1対1でいきます。
以前のレビューでも書きましたが、モカ・マタリは酸味が特徴で、マンデリンは苦味が特徴。焙煎度も真逆と言っていいでしょう。
果たして、お互いの風味が残るのか、それともお互いをかき消しあってしまうのか。注目はそこでしょう。
こちらがモカ・マタリ。
そして深煎りのマンデリン。
とりあえず一緒にしてみました。当然まだ区別はつきます。
挽いてみました。もはや全くわかりません。
じっくりドリップしました。
早速飲んでみたところ…
・・・
これは・・・
アリじゃないですか?
香りはマンデリンが勝っていますね。モカマタリの香りはほとんど感じられません。
味は苦味の中にも酸味を感じることができます。後味は酸味。マンデリンの後味は割りと弱かった印象ですから。
酸味と苦味がマイルドになり非常に飲みやすく、かつ苦味と酸味を感じる事ができます。
ただし、マンデリンにあったナッツのような風味やモカマタリのフルーティーな風味は感じられません。
豆の持っている微妙な個性は感じられなくなっています…
まぁ、逆の性格の豆をブレンドすることは足して2で割るという印象ですねぇ。
実際にブレンドするなら、モカマタリを多くするといいような気がします。やはりモカマタリの個性を殺してしまうのはいかがなものか?と思いますので…
いろいろと試してみると面白いと思いますね。